- ビタミンCが肌にどんな影響を与えるかを知らない
- ビタミンC化粧品の併用して良いもの・悪いものを知りたい
- ビタミンCが含まれているおすすめ化粧品を知りたい
化粧品以外でもよく聞く栄養素として有名なビタミンC
多くの化粧品に含まれており、水溶性や脂溶性、ビタミンC誘導体など様々な種類があります。
今回は、ビタミンCが肌にどんな影響を与えるかを解説いたします🧑🏫
ビタミンCの美容効果とは
ビタミンCは『アスコルビン酸』とも呼ばれ、水溶性ビタミンの1つです。
皮膚や細胞のコラーゲンの合成に不可欠な栄養素です。ビタミンCは体内で合成することは出来ず、飲んだり塗ったりして体内に取り込む必要があります。
そんなビタミンCには多くの効果があります。
①抗酸化作用
ビタミンCは強力な抗酸化物質であり、肌に存在しているフリーラジカルと呼ばれる害のある分子から細胞を保護しています。
フリーラジカルは、日常的な要因(紫外線、ストレスなど)によって生成され、肌の老化やダメージの原因となってしまいます。
ビタミンCはこれらのフリーラジカルを中和することで、肌の健康状態を保っています。
②コラーゲンの生産促進
ビタミンCはコラーゲンの生成に関与しており、コラーゲンは肌の弾力性やハリを提供しているタンパク質です。
コラーゲンは年齢とともに生産量が減少していき、減少するとしわやシミの原因になります。
ビタミンCの摂取はコラーゲンの生成を促進し、肌を若々しく保つうえで重要な役割を担っています。
③メラニン生成の抑制
肌の中にはメラニンを産出する細胞(メラノサイト)があり、メラノサイトが紫外線に当たるとチロシナーゼ(酵素)が発生します。
チロシナーゼ(酵素)が後にメラニン色素を生み、肌が黒くなってしまいます。
ビタミンCは、このチロシナーゼを抑制し、メラニン色素自体を作られなくする役割があります。
④皮膚の炎症軽減
ビタミンCは抗炎症作用があり、赤みや腫れなどの炎症を軽減することが出来ます。
ニキビなどにも効果があり、市販のニキビ治療薬にもビタミンCが含まれているものもあります。
そんなビタミンCにも弱点が…!
~水に溶解しやすい~
ビタミンCは非常に安定性の低い成分であり、水に溶かすと成分が壊れていってしまいます。
ビタミンCを水に溶かすと、24時間で効力がほとんどゼロになってしまうという研究結果もあります。
そのため、ピュアビタミンCを肌に導入したくても、化粧水に配合することが非常に難しいのです。
~肌の奥まで浸透しにくい~
ビタミンCは、水溶性のため、肌の深層部まで浸透しにくいというデメリットがあります。
人の肌には、表皮と真皮の間に「基底層」という組織があり、ここにメラノサイトがあります。
基底層にまでビタミンCを作用させたいのですが、水溶性のビタミンCを基底層まで浸透させるのが困難なのです。
こういったビタミンCの弱点を解消しようとして開発されたのがビタミンC誘導体なのです。ビタミンC誘導体については、また別の記事で解説いたします。
併用おすすめ!
- ヒアルロン酸
⇒ビタミンCの抗酸化特性はフリーラジカルによる損傷から保護、ヒアルロン酸は深い水分補給を提供して、複数の肌悩みに同時に対処することが出来ます!
- ナイアシンアミド
⇒ビタミンCはメラニンの生成を阻害し、ナイアシンアミドはメラニン色素の肌への沈着を防ぐという役割を担っています。※ただし、高濃度のビタミンCとナイアシンアミドは成分が編成する可能性があり、併用する化粧品はしっかり選ぶ必要があります。
- エラグ酸
⇒ビタミンCとエラグ酸はお互いに抗酸化作用を高め、チロシナーゼを抑制する作用をさらに高めることが出来ます。
併用おすすめしません!
- レチノール
⇒脂溶性ビタミンであるレチノールを先に肌に塗布してしまうと、その後に塗布するビタミンCの肌への吸収力が悪くなってしまいます。また、互いのpH値が異なっているため、お互いの良さを最大限に発することが難しくなります!
ビタミンCは併用不可と呼ばれるものは非常に少ないです。
むしろ、併用することで更なる相乗効果を生むものが多く、様々な化粧品と合わせて使うことをおススメします!
ピュアビタミンCを含むおススメ化粧品
VARI:HOPE ピュアビタミンC化粧水プラス
韓国発のピュアビタミンCを1%配合している珍しい化粧水!
肌のバリア機能強化のパンテノール、メラニン抑制のグルタチオンが入っている美白成分マシマシです!
VARI:HOPE ピュアビタミンCアンプル
同じくVARI:HOPEからピュアビタミンCが13.5%配合されている美容液!
とにかく肌を白くしたい人向けのセラムで、上の化粧水とライン使いがオススメ!
メラノCC 薬用シミ集中対策 プレミアム美容液
ピュアビタミンCの他にビタミンC誘導体が3種配合されており、より安定的に肌に浸透させるつくりとなっています。
アラントインやビタミン6なども配合されており、複数の肌悩みを解決してくれます!
オバジ C20セラム
オバジシリーズのセラムは、C5,C10,C20,C25と濃度が高くなっていきますが、筆者オススメはC20になります!
お肌のお悩み別で、変えた方が良いのですがC20は一番バランスがとれている製品となります!
また、濃度と1mlあたりのコストパフォーマンスが一番良いことも挙げられます(1ml当たり29円)。
まとめ
ビタミンCは肌にとても良い効果をもたらす半面、化粧品として有効に導入することが難しい成分です。
そのため、ピュアビタミンCが使われている化粧品はさほど多くはなく、ビタミンC誘導体が入っていることが多いです。
肌への効果自体はピュアビタミンCの方が大きいので、これを機にピュアビタミンC入りの化粧品の使用を考えてみてはいかがでしょうか!
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